私達が継続的に行っているLove Thy Communityの取り組みから、最新の事業を紹介いたします。Kithでは、彼らの声を広めることでまだ世間にあまり取り上げられていないコミュニティをフックアップすることを信念としており、Vault by Vansとのパートナーシップでこのミッションを継続できることを、誇りに思っています。 このプログラムの第3弾は、ブロンクス地区で唯一の、ユニークでダイナミックな実店舗型書店であるThe Lit. Barにスポットライトを当てました。 Noëlle Santosによって2019年に設立されたThe Lit. Barは、多様な文学の拠点であるだけでなく、他の読者と集い、ワインを楽しむための居心地の良いスポットでもあります。Santosのビジネスはコミュニティの力を証明するものであり、私達は全ての人が文学にアクセスできるようにする、という目標に向けて、彼女と彼女のチームをサポートできることをうれしく思います。
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Noëlle Santosって誰?
私はブロンクス出身の、至って普通な、あまり目立たない、平凡な女の子です。 なぜ書店を?これはあなたの生涯の夢だったのでしょうか?
私は、純粋な起業家と、起業家的な人がいると信じています - そして自分を後者だと考えています。書店やあらゆる種類の事業を自分が所有することは想像していませんでした。2014年、Facebookでブロンクスで最後の書店が存続の危機に瀕しているという旨の嘆願書を目にしました。それに署名し、何人かの友人にも参加してもらいましたが、それだけでは不十分でした。私は、本というのは私に可能性と、厳しい生い立ちからの脱出を与えてくれる窓である、と認識していました。私は「大人達」が、私たちの本へのアクセスを議論の対象として持ち出したことに怒りを覚えました。ブロンクスからどれだけ遠くへ行けるかで、自分の成功を測っていた自分が卑怯に思えました。世界の文学の中心地に住む150万人以上の人々が、このような重要な資源を失いかねないという現実、そして誰も私達を救ってくれないという現実に、私は足が止まってしまいました。そして私は、自分が見たいと思う変化になろうと決めました。 The Lit.Barが設立されたのはいつですか?
2014年10月22日にその署名をして、The Lit. Barが実際に法人化されたのは2015年1月15日です。自分にとって異質であった2つの業界を勉強し、ビジネスプランを描き、市場をテストし、話題を作り、資本金を集め、地獄の様な建設の日々から脱出するのに3年以上かかりました。2019年4月27日の「全国インディーズ書店の日」に開店しました。
なぜワインバーを取り入れたのですか?
舌を緩めて、大好きな本について語り合うのに、これ以上の方法はないでしょう。最初の市場調査で、私はインディーズ書店がどのような状況に置かれているのか、そして、ただ本を買うだけの場所にはなれないということをすぐに知りました。The Lit. Barを、未来に繋げる必要がありました。そのためには、The Lit.Barを持続可能な存在にし、社会的な体験を提供する場にする必要がありました。また、書籍の薄利多売を補う何かも必要でした。この解決策は、私が家で読書をする時にセッティングしている雰囲気なので、自然に思いつきました。
人事担当から書店経営者への転身では、どのような問題に直面しましたか?
最大の課題は、銀行や不動産、更には地元の政治家等多くの大人達が、ブロンクスが書店にとって有効な市場であると信じていなかったことです。そのため、The Lit. Barをオープンするために必要な資金や不動産を確保することが困難でした。また一方で、フルタイムの仕事と、肉体的・精神的に負担のかかる起業の両立も大変でした。私は工事が始まる日まで働き、完成までにほぼ丸1年かかりました。それは困難な旅でしたし、今もそうですが、この愛の労働は全て価値があるものでした。
あなたのコミュニティは、あなたの旅にどのように関わってきたのでしょうか?
最初からクラウドファンディングのキャンペーンに寄付してくれたり、私の夢の実現に協力してくれたり、私のために動いてくれました。地域の人達は、私のポップアップショップを成功させるために、惜しみなく自分の時間を割いてくれました。店舗の建設中も、地域の人達が参加して、デザインの選択に投票したり、24時間働いている私に見ず知らずの人達が夕食を運んでくれたりしました。近隣の企業や大家さんも、バーの設備や建設、ライセンス、運営について教えてくれる等、重要な役割を果たしてくれました。2020年、ニューヨーク市はCOVID-19の大流行と国の人種問題の清算の震源地であり、ブロンクスは更にその中心にありました。その様な困難な時期にもかかわらず、コミュニティは私達の背に結集し、店舗閉鎖や抗議活動を乗り越えて、サービスを提供し続けることを可能にしたのです。
The Lit.Barで成し遂げたことの中で、特に印象に残っていることは何ですか?
オバマ大統領にインタビューしているとき、ブロンクスの「X」を掲げてほしいと頼んだら、彼はそれをやってのけたんです!その時、私は「やった!」と思いました。JLo、Carmelo Anthony、Mary J. Blige、Neil DeGrasse Tyson、Fat Joe、Slick Rick、Sonia Sotomayor判事、Alfre Woodardなど、多くの人々が私達の前に現れてくれました。この様な機会は露出や影響力が大きいだけでなく、ポップカルチャーと文学を結びつけることで、消極的な若い読者を取り込むことができるため、私をわくわくさせました。私達は、彼らに書籍業界のキャリアを紹介し、自分達のコミュニティに留まって投資するように促しているのです。
シューズのデザインのチョイスについて、少し教えてください。
最初にThe Lit. Barのコンセプトを発表した時、「本とワイン?とっても白人っぽいね。」という反響を沢山受けました。私自身そういう内面的な感情がどこから来るのかよくわかるので、本とワインは白人だけのものではないことを、地域の人たちに伝えたかったんです。私達も、このコミュニティで素敵なものを手に入れる資格がありますし、この地にすでに存在する文化を守りながら、それを実現することができるのです。そこで、グラフィティとシャンデリアをテーマに、この地で生まれたアートの形に敬意を表しながら、洗練された雰囲気を演出することにしたのです。そのテーマを、靴にも生かしています。
昔から詩が好きだったんですか?あなたのシャツの背中に描かれている詩は、何にインスパイアされたものなのでしょうか?
ヒップホップは詩ですから、答えはイエスですね。ビジネスプランのコンペティションに参加して、自分をラップで売り込みました。(もちろん、優勝しました。)それは後に、クラウドファンディングキャンペーンのビデオの歌詞にもなりました。(これも大成功!)この歌詞には、私達のミッションと精神が書かれています。私は、この歌詞をTシャツのフロント中央に配置し、私達のブランドカラーである赤ワイン色で、感情を呼び起こすラインを強調すれば、最高にドープだと思いました。
VansとKithと共に自分のカプセルコレクションを作った気分はどうですか?
世間では、私がアパレルをデザインする前に、本を書くことを期待しているのでしょうね。「全米インディーズ書店の日」と “The Lit.Bar”の4周年を記念して、これ以上の特別な方法はないと思っています。Vansのようなアイコニックなブランドと自分だけのカプセルを持ち、Kithのような先進的で革新的なブランドと一緒に制作できたことは、本当に光栄です。これは素晴らしいパートナーシップで、The Lit. Barとブロンクス地区をより大きなプラットフォームで紹介する機会を頂き、とても感謝しています。私達を見ていただき、ありがとうございます!このパートナーシップは、ファッションだけでなく、マイノリティが経営するビジネスに光を当て、私達の声を広めるためのものです。このコラボレーションが、他の人々が自分達のコミュニティをサポートし、向上させるきっかけになることを願っています。
The Lit.Barの今後の更なるプランは何かありますか?
まだ将来の計画について話すことはできませんが、ここにヒントがあります:メディアは小売業の未来だと信じています。
どこで会えるの?
South Bronxの131 Alexander Avenue、そして@thelitbar ならどこでも。Instagramでは、ボスっぽかったり本好きっぽいコメントをしたり、友人達 @1st.Noelleと楽しんでいる様子を見てもらえると思います。
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