Shopping Cart

Food for Thought: 10 Years

39 years on Earth. 26 years in product. 10 years feeding a unicorn.

Kithが何であるか、あるいは何になったかを説明するために人々が使う言葉は、いつも私を悩ませます。この10年で気づいたのは、人はそれが何か分からなくなると、別の何かと比較をするということです。私が友人に、Kithを思い浮かべ、最初に思いつく言葉を3つあげてくださいと聞くと、答えはいつも違っています。私自身もKithを表す3つの言葉を選ぶことは出来ません。
何をしているのか、何を築いているのか、どう説明をしたらいいのかわからないのです。初対面の人に「何をしていますか」と聞かれても、私は今でも「靴を売っています」と答えます。ただ、ぴったりな言葉が見つからないのです。今も、まさにその瞬間です。今までやってきたことを、記事や本、会話でどうまとめればいいのか。私自身でさえまだどこに向かっているのかわからないのに、人はどうやって私たちのことを定義するのでしょうか?この10年を振り返る唯一の方法は、私たちが作った空間を体感し、生み出した製品、私たちが語ったストーリーに耳を傾けることでしょう。それは膨大な量です。私は多くのアイデアを持っています。そして、それは枠には収まりきりません。

実際のところ、ここまで来るとは想像もしていませんでした。ニューヨークで一番の最高なフットウェアショップを開きたいと言う当初の構想は、何のシナリオもありませんでしたが、これだと呼ぶにふさわしいものに発展しました。この発展は、可能性を最大限に引き出すために、センスと機転を利かせた一つの例にすぎません。機転とは、私たちのビジネスにおいて最も重要な言葉のひとつです。何をすべきか、いつすべきかを知ることは、成長する上で最も困難な課題でした。それは経験を積むことで得られるものですが、学べば学ぶほど、もっと探求したくなりました。そして私は今でも探求を続けています。

「チームがすべて」という言葉をよく耳にすると思います。
聞きなれた言葉かもしれませんが、これは真実です。信じてください。
このビジネスを運営するのは難しい。一人ひとりが費やした努力は結果を見ただけではわかりません。私のことを知っている人は、私が努力することと献身的であることに重きを置き、それを信じる人間であることを知っています。最も困難だったのは、私の価値観、信念を同じように持つ人や持てる人たちでチームを作ることでした。これは、私たちが成長するほどに、さらに困難になっていきます。10年というのは大きな節目ですが、このKithのチームを作ったことは、私のキャリアの中でもとても嬉しい功績です。

さて、何から始めましょう?今は、まずは私たちが積み重ねてきたことを祝うことから始めようと思います。
現状に満足することなく、未知のものを探求する中で、進化は続きます。
6年前、私たちは初めてのランウェイショーを行いました。
10周年を記念してショーを行うことはあまりに一瞬であると感じ、私は本を作ることを決めました。
人々が体験し、手にし、残すことが出来る形のあるアイテムである本こそが10周年の記念にふさわしいと考えました。

素晴らしいアイデアを思いつくことは、難しいことではありません。
どうすればこの本を私たちのショーのようにインパクトのあるものに出来るだろうか?どうやってこの本を人々に見てもらえるように出来るだろうか?この10年をどうやって漏れなく伝えることが出来るのだろうか?人々は印刷物に戻ってくるだろうか?印刷物の価値を理解してもらえるだろうか?これらの疑問はすぐに解決することになるでしょう。
まずは、今朝のラッシュアワーに公開されたニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンのデジタルビルボードで、この本の表紙を発表したことからスタートします。ジム・ムーアに説得されて、私がこの本の表紙を飾ることにしました。どうぞ、お楽しみください。


- RF

 

※ロニー・ファイグの英文書記から日本語訳しています。

Food for Thought: 10 Years 1
Food for Thought: 10 Years 1