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Kith Summer 2022 - Goldstein Residence from Ronnie Fieg's Journal

新しいコレクションを生み出す際に私が最初にするのは、場所や設定を考え、そこに特定の登場人物が住んでいるのを想像することです。Summer 2022に向けたアイデアを巡らせる中で、何度も頭によぎったのが、Beverly HillsのGoldstein邸でした。建築的にも傑作といえるこの邸宅は、私のコレクションに対する考え方を形作るのに役立ちました。

この邸宅は、TaliesinにてFrank Lloyd Wrightの下で見習いとして修行し、Wrightの最も象徴的な住宅の数々を監督した John Lautnerによって1961年から1963年にかけて建てられたものです。砂岩の崖の岩棚に建てられたこの家は、周囲の風景に溶け込むようにデザインされています。空に向かって全開が可能な設計や、ダウンタウンから太平洋までの広大な景色を見渡すことができるフレームレスガラスなど、内側から考え抜かれた建築になっています。

現在のオーナーであるJames F. Goldsteinは、1972年に荒れ果てた状態でこの邸宅を購入した後、John Lautnerを探し出し、完璧な改修を行うため彼に協力を依頼しました。1972年から1994年にLautnerが亡くなるまで、二人は共に仕事をしました。Lautnerは家の設計だけでなく、インテリア、窓、照明、ラグ、家具なども手がけました。現在、この家には屋上のテニスコート、James Turrellによるスカイスペースのアートインスタレーション、プライベートなナイトクラブ、鯉の池と滝など、現実のものとは思えない様な、多くの要素が備わっています。

これまで数々の映画、テレビ番組、コマーシャル、ファッションキャンペーンなどの背景として使われてきていますが、私が初めてこの建築を見たのは、映画”The Big Lebowski”だったと記憶しています。

Goldsteinは先日、Los Angeles County Museum of Artにこの邸宅を譲渡することを発表しました。この建築的傑作はLos Angelesで最も愛されるランドマークの一つとして、今後も保存されます。

Kith Summer 2022 - Goldstein Residence from Ronnie Fieg's Journal 1
Kith Summer 2022 - Goldstein Residence from Ronnie Fieg's Journal 1